『武蔵野』は、武蔵野文化協会の会誌で長い歴史がある。 第233号(昭和33年刊)には、武田久吉博士の「日本三庚申の一─入谷の喜宝院」がみられ、 同号には松岡六郎氏の「北多摩の珍し庚申塔」がのっている。 多摩地方に関するものは、第234〜6号(民間信仰特集 昭和39年刊)に関根福司氏の「東京都北多摩郡民間信仰調査報告」がのり、 第43巻2号(昭和39年刊)に下村栄安氏の「町田市域の庚申塔 1」、 その続編「町田市域の庚申塔 2」が第44巻2・3号(昭和40年刊)に掲載された。
私の書いたものでは、第50巻3・4号(昭和46年刊)の「グラフから見た多摩の庚申塔─三市対照を中心として」、 第58巻2号(昭和55年刊)の「都内庚申塔の種々相」、第58巻2号(昭和56年刊)の「武蔵野の民間信仰と石仏」がある。