庚申塔物語

最新の庚申塔

最新の庚申塔

多摩地方では、前項で扱った昭和庚申年(55年)塔以降に、次の2基の塔が造立されている。 [表1]参照

表1.多摩地方における最新の庚申塔
No.年銘西暦中尊塔形所在地備考
1昭和61年1986青面金剛笠付型八王子市大塚 八幡神社
2平成2年1990(文字)柱状型田無市西原町5-1

1の昭和61年塔は、上方手が日月を捧げる合掌6手の青面金剛を主尊としている。 この合掌6手形式は、この塔を含めて後述の「バンザイ型青面」の項目でふれる。 裏面に「昭和六十一年四月吉日 氏子中」とある。同所にある宝永7年塔の再建塔とみられる。

2の平成2年塔は「庚申塔」の文字塔で、裏面に「平成二年十月吉日改修」の銘がある。

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